12回目となった「ヤブ医者ごまかせNight」だが、前回の赤字に加えて、まさか今回、開催場所がなかなか決まらず流浪の民と化すとは思っていなかった。そんな我々の前に現れた、まぶしい約束の地は目黒すたごや。ふだんはスポーツ観戦などに使われているバーだそうだ。結論を先に言うと、「ヤブ医者ごまかせNight」vol.12も赤字だった。
しかし、「ヤブ医者ごまかせNight」は赤字ぐらいでちょうどいい。第1期BiSの旧研究員の生存確認イベントになってきているので、誰かが死んでソールドアウトになる事態は一番避けたいのだ。イーロン・マスクも、Xのいいね欄非公開化によって、生存確認ができない研究員が存在することを理解してほしかった。イーロンはそういう使い方をしたことがない幸せ者なのだろう。
そんなわけで2024年5月25日、イベント前にがすぴ~、フランク、ナグリアイのあちゃとまゆぽそで目黒で前飲みをしていたのだが、この「打ち合わせ」と称した飲み会に収益をあてているのが赤字の最大の原因なのは間違いない。そして、私はコーラだけを飲み続け、「もうここでこのまま飲んでるだけでいいよ」と面倒になっていたのだが、みんなにドン・キホーテ系列であるピカソ目黒駅前店に連れていかれた。今回は事実上、イベントスペースでの開催なので、自前で飲食物を用意する必要があるためだ。
そしてイベント開始。Rice&Beerには、ますださえこが初めて参加した。私がますださえこに会ったのも10年ぶりだという。年月が流れすぎだろ。ミチバヤシリオとうのうさんのトークコーナーは、第1期BiSの歪みを濃縮しているかのようだった。まっしゅの街裏ぴんくは、豪快な出オチで良かった。当日はナグリアイのまゆぽその誕生日で、もうふたりとも30代というのは今だ信じたくない。出会ったとき、ふたりとも高校生だったろ? まるで10年以上の歳月が流れたみたいじゃないか?
斉藤コウジと妹の味噌を眺めながら、やはり姉妹なので同じ顔だな……と思っているうちにイベントは終了。味噌の彼氏に私が会うことも決まったので、絶対に彼氏には実家の資産を聞きたい。
結局、入場料を全員から徴収していないザル運営のために赤字になったが、やはりこれぐらいでいい。毎年5月は研究員が死にがちなので、この時期は研究員が無意識に緊張しているのがわかる。2022年5月にはTumaさん、2023年5月にはとしまるが死に、次期本命と見なされがちな私自身も死なないように注意していたほどだ。注意したぐらいで死を回避できるのかは謎だが。
なお後日、キムシェとノグチの入院という事態が発覚するのだが、ふたりともなんとか生き延びたので、今年の5月は満点。各自健康に留意しつつ、「ヤブ医者ごまかせNight」の内部的には経費削減(というか飲み代削減)に努めて次回に備えたい。