宗像明将
OMOIDE-ZUKURI IN MY HEAD
2002年11月30日のナンバーガールの最初の解散ライヴのチケットを、私の周囲で手にした者は、たったひとりだった。当時まだ20歳過ぎだった、かちゃくちゃくんである。彼は90年代末の高校生時代から「大衆決断」という個人サイ … 続きを読む
そういえば君は会うといつも泣きながら歌っていたな
2か月ぶりに会った義雄はステージの上にいた。この間4年ぶりに再会したのに展開が早すぎるんだよ。でも、ステージに立つ義雄を見ながら、この人は歌うべくして歌っているのだ、とも感じた。君は君の道を行けばよい。 2020年に無期 … 続きを読む
なぜ私はこんなに道義的責任が気になるのだろう
1万字の作文を読み終えた小野寺梓さんが体育館から出てきた。私が拍手をしながら迎えると、彼女は「宗像さんのこと書いたところ、わかりました?」と言った。赤く泣き腫らした目の涙はまだ乾いてもいない。 ある日、関係者の方にちゃん … 続きを読む
でも、きっと俺たちの知らない顔もまだあったよね @Tumapai
Tumaさんが納骨された墓を見て、元研究員たちが驚きの声を上げている。何事かと見ると、墓誌、つまり故人の名が彫られた墓石に、「田中田田田・ツマパイ」と彫られていたのだ。 2022年8月28日、5月に急逝したTumaさんが … 続きを読む
まだ奇跡を起こせるバンドだと私は信じている
松永天馬さんは私に会うなり、「僕が40歳で、宗像さんが50歳になる世界線ですよ!」というようなことを言っていて、私の年齢を把握してくれていたことが嬉しかった。 2022年8月12日、アーバンギャルドの松永天馬さんの40歳 … 続きを読む
過去への執着が私の判断を歪めたのだろう
自分が被写体の側に回ってみると、ろくに笑えもしない。他人に笑顔やら物憂げな表情やらを求めてきた自分が、いかに身勝手だったか、被写体の側になってみるとよくわかる。 そんなわけで、50歳になった。これを機に、カメラマンのまく … 続きを読む
河口湖にて分水嶺へ至る
https://shirokyan.com/freelive2022summer/index.html 2022年7月9日に河口湖ステラシアターで開催される、声出し解禁フリーライヴへ向けた真っ白なキャンバス(以下、白キャ … 続きを読む
プー・ルイもSaoriiiiiも情に厚くて粋な女
これだけ偲ばれることがうらやましくないはずがないし、しかし、死んで花実が咲くものでもない。 2022年6月25日、新宿LOFTで「EXTRA!!! supported ギュウ農フェス」が開催された。「EXTRA!!!」も … 続きを読む