軟骨越しのままどおる
2023年1月中旬、8年ぶりにネリに会った。8年!? ネリにそう言われて、そんなに会ってなかったのか……と唖然としたのだが、たしかに前回会ったのがいつなのか思いだせない。いや、たしか2014年3月16日に宮城県女川町で開 … 続きを読む
2023年1月中旬、8年ぶりにネリに会った。8年!? ネリにそう言われて、そんなに会ってなかったのか……と唖然としたのだが、たしかに前回会ったのがいつなのか思いだせない。いや、たしか2014年3月16日に宮城県女川町で開 … 続きを読む
2022年も、私はTwitterやFacebookでは業務連絡をするにとどめ、エネルギーはSNSではなく原稿に向けるようにしてきた。50歳を迎えて心身の衰えを感じる日々だが、それでも機会を与えてくれる周囲への感謝は尽きな … 続きを読む
2002年11月30日のナンバーガールの最初の解散ライヴのチケットを、私の周囲で手にした者は、たったひとりだった。当時まだ20歳過ぎだった、かちゃくちゃくんである。彼は90年代末の高校生時代から「大衆決断」という個人サイ … 続きを読む
2か月ぶりに会った義雄はステージの上にいた。この間4年ぶりに再会したのに展開が早すぎるんだよ。でも、ステージに立つ義雄を見ながら、この人は歌うべくして歌っているのだ、とも感じた。君は君の道を行けばよい。 2020年に無期 … 続きを読む
1万字の作文を読み終えた小野寺梓さんが体育館から出てきた。私が拍手をしながら迎えると、彼女は「宗像さんのこと書いたところ、わかりました?」と言った。赤く泣き腫らした目の涙はまだ乾いてもいない。 ある日、関係者の方にちゃん … 続きを読む
Tumaさんが納骨された墓を見て、元研究員たちが驚きの声を上げている。何事かと見ると、墓誌、つまり故人の名が彫られた墓石に、「田中田田田・ツマパイ」と彫られていたのだ。 2022年8月28日、5月に急逝したTumaさんが … 続きを読む
松永天馬さんは私に会うなり、「僕が40歳で、宗像さんが50歳になる世界線ですよ!」というようなことを言っていて、私の年齢を把握してくれていたことが嬉しかった。 2022年8月12日、アーバンギャルドの松永天馬さんの40歳 … 続きを読む
自分が被写体の側に回ってみると、ろくに笑えもしない。他人に笑顔やら物憂げな表情やらを求めてきた自分が、いかに身勝手だったか、被写体の側になってみるとよくわかる。 そんなわけで、50歳になった。これを機に、カメラマンのまく … 続きを読む