軟骨越しのままどおる

2023年1月中旬、8年ぶりにネリに会った。8年!? ネリにそう言われて、そんなに会ってなかったのか……と唖然としたのだが、たしかに前回会ったのがいつなのか思いだせない。いや、たしか2014年3月16日に宮城県女川町で開 … 続きを読む

ミロンガのサザンカ

日曜日の昼過ぎだというのに、神保町の人混みは予想外のものだった。同行していた鳥さんを、2022年12月6日に移転のために閉店したミロンガという喫茶店の前に案内しようとしたところ、向かいのラドリオという喫茶店に長蛇の列がで … 続きを読む

OMOIDE-ZUKURI IN MY HEAD

2002年11月30日のナンバーガールの最初の解散ライヴのチケットを、私の周囲で手にした者は、たったひとりだった。当時まだ20歳過ぎだった、かちゃくちゃくんである。彼は90年代末の高校生時代から「大衆決断」という個人サイ … 続きを読む

夏休みの闖入者

一日の終わり、夜の花火のタイミングになって、だてぃがは「もう疲れた、みんなで話すだけでいい」と言いだした。その姿は、夏休みの終わりに遊び疲れた子供のようだったし、実際のところ、だてぃがは15歳なので、まさに夏休みの終わり … 続きを読む

過去への執着が私の判断を歪めたのだろう

自分が被写体の側に回ってみると、ろくに笑えもしない。他人に笑顔やら物憂げな表情やらを求めてきた自分が、いかに身勝手だったか、被写体の側になってみるとよくわかる。 そんなわけで、50歳になった。これを機に、カメラマンのまく … 続きを読む