過去への執着が私の判断を歪めたのだろう

自分が被写体の側に回ってみると、ろくに笑えもしない。他人に笑顔やら物憂げな表情やらを求めてきた自分が、いかに身勝手だったか、被写体の側になってみるとよくわかる。 そんなわけで、50歳になった。これを機に、カメラマンのまく … 続きを読む

河口湖にて分水嶺へ至る

https://shirokyan.com/freelive2022summer/index.html 2022年7月9日に河口湖ステラシアターで開催される、声出し解禁フリーライヴへ向けた真っ白なキャンバス(以下、白キャ … 続きを読む

青年15歳

最近できた友達は15歳。でも、年齢差はほとんど感じない。彼女は、たぶん子供でいる猶予があまり与えられなかった人種だからだ。いろいろな環境で育ってきた人々を見ていると、現在の社会においては、子供時代を子供として過ごせること … 続きを読む

ひとでなしはきつく睨んだほうがいいね

「夢を叶えてくださいませんか」と、突然改まった、かつ地雷の予感がする言い回しをされて、身構えないほうが無理というものだろう。 義雄からそう言われた瞬間、私の脳裏に浮かんだのは、千葉県袖ケ浦市に広い土地を買った人のことだっ … 続きを読む

今この瞬間を、すぐに過去にしていいよ

これは2021年5月のひかる。この時期のひかるは、約2年半いた世界から離れていた。そして、この写真を撮った2か月後、元いた世界へと戻ることになる。これは、まだそんな展開を本人も私も予想もしていなかった頃の写真だ。たぶん彼 … 続きを読む

今度「黒歴史再録」持ってくるよ

2022年6月、4年ぶりに義雄に会った。この4年ほど、彼女のSNSに動きがあれば私はLINEを送っていたが、それも年に1度あるかないかのことだった。彼女が故郷に帰っていた時期もあり、正直なところ「いつかどこかで死んでしま … 続きを読む

常に下品だけど上品

2022年6月1日、いなむらに連れていかれた渋谷の居酒屋のトイレには、「まんぼうが発令されても、当店は『要請』を一切受けいれません!!」「おバカな『認証』なんか取得しません!!」といった文言が書き連ねられた「宣言」が貼り … 続きを読む

上海小吃の夜

Tumaさんの新宿BLAZE前広場葬が開催された2022年5月23日、私はカメラを落としてレンズを壊した。こんなことは珍しい。Tumaさんが金目のものをあの世に持って行ったのだろう。 仕方ないので、同じ仕様のキヤノンのレ … 続きを読む